板の木表の一部が木裏になってることがあるっぽい
板削りをしていました。 長さ2mで肩幅ほどの桧の板で、厚みが7cm、節がところどころにありました! 初めての事だったので、思考錯誤しながらやっていました。
なんとなく勝手がわかってきたなーと油断していたとき、驚くことがありました。 木表を根杢(ねもく)の向きに削っていたのに、木目がめくれてしまったのです! それも木裏のようなめくれ方。たしかに根杢に対して削る向きは合っています。 なぜこのようなめくれ方をしているのかわかりません。
思い出したのは、材料を用意しているときに見つけた、小口の節。この画像です。 切り落とした節の表上は、このように木目が覆っているんですね、初めてじっくり見ました。
ここをこの定規の位置で木取ると、木表の一部に木裏が現れることがわかります!
削っていた板のうらを見ると、節がありました。たぶん、予想通りです。
節の周りは慎重に見てから削らないといけないなあ。
そもそも逆目が立たないように鉋を用意すれば済む話でもありますが、、、 大工さんたちは中シコで板目を削っても逆目は止まるものなのでしょうか??
節だらけのフローリングなんかも、すごいなぁ〜!!
金盤の平面をなおす方法
刃物の裏押しをする金盤(かなばん)も、 平面が出ていない場合があります。 購入直後や、使い続けて磨耗している場合です。
それをできるだけ理想の平面に近づける方法です。。 試行錯誤の末に行き着いている手順はこちら。 1. 砥石を三面ずりして平面を出す 2. 砥石を金盤にこすると当たっている部分が磨かれる。(色が変わる) 3. 色の変わった部分をサンドペーパーで削る 4. 1や2に戻る
今のところは、これが効率的だと思っています。
砥石のみで直し続ける方法を教わっていたのですが、凹凸が激しい時はこのように部分的に荒く削ったほうが効率的だなと思いつきました。
このときのサンドペーパーはこのようにしました。 [evernote:d394bddf50e50a68add98b2b128fdde3 アップロード中]
これなら狭い範囲を狙えるし、手軽にペーパーを更新できます。 ペーパーは平面に近づくにつれて80→120→240と上げていきました。
しかし今回購入して直した金盤は、 幅が狭いため、ノミのような裏が長い場合には不向きでした。 鉋の刃専用の金盤になりそうです。
プラスのビット「TTX-2110」
赤いやつです。
右上に「ガッチリ キャッチ」ってあるけど、
ほんとによく食いついて、
たまに外れないほど(笑)
頭も大きめで皿もみしやすいし、
いまのところ続投予定。
「怒る前にまず褒める」には、怒る側が冷静になる効果がある?
前提として、目指す順に、 叱る>>怒る>>キレる と私は思っています。
今回は怒るのレベルについてです。 「怒る」は、キレる一歩手前です。 怒り狂うという言葉があるように、 理性的でない(感情的な?)部分があります。
この状態だと、指摘したいことを理解させるため以外のことを言ってしまいかねません。
叱られる側は、矛盾した内容が含まれると釈然としない部分が残っちゃうことがあります。 できれば叱る側も冷静になりたいところ。
そこで、「叱る前に褒めろ」と言われることを考えました。 怒ろうとしている時は、多少なりとも感情が高ぶっているはず。 それでも、無理にでも褒めるべき部分を探します。 その時間が、自分を冷静にしてくれるかもしれないなと、思いました。
叱るができそうにない、と少しでも思ったら、 怒る前に褒めようって思いました。
現在使ってる砥石まとめ
現在使用している砥石をまとめます。
刃物を研ぎ始めて2年半です。
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【追記】現在は変わっています!
2018/12/14現在はこちら
wdnfujiruki.hatenablog.com---------
ぺーぺーの考えなので、人のお役に立つかは分かりません。
ご指摘等していただけるとうれしいです!
現在の研ぎ
石は、
- 800 キング(荒砥用)
- 5000 刃の黒幕(中砥)
- 8000 北山(しのぎ面の仕上げ)
- 8000 刃の黒幕(裏のバリ取り用)
800 でまず刃をつけて、順に粒度を上げていきます。
仕事用なら5000で終わらせるときもありますが、基本的には8000番までやります。
裏と表で砥石を使い分けているのは、硬さが違うからです。
北山は柔らかいので、しのぎ面が多少デコボコでも石のほうが形を合わせてくれてキレイに研ぎ上がります。
しかし、裏は平面を維持したいので、硬いセラミックの刃の黒幕を使うようにしています。
ただ、キングはなんせ柔らかい。800も、石がすぐ凹みます。
これまでの研ぎ
これまでは、セラミックばかりでやっていました。
以前は仕上げも硬いセラミックでした
しのぎ面を力いっぱい押すことで平らに研ぐなら、硬い砥石がいいと思います。キングなどの柔らかい砥石なら、一往復ごとにどんどん石がへこみ、丸くなりやすいです。
その点セラミックは硬いため、これがなくて安心してしのぎ面に体重をかけられます。
ではなぜセラミックをやめたかというと、そこまでの平面を、出すより、時間を重視し始めたからです。
少し丸くても研げる
セラミックだと少し研いでも減らないので、石、刃物両方が完全に平面なら平面のまま研ぎ上がります。しかし端が平面でなかったりすると当たりません。
その平面度が必要なときにはセラミックで研ぎますが、基本的にはそこまで厳密な平面でなくていいと、最近考え始めました。
セラミックでなくても、以前よりは平らに研げるようになったので、あとは、柔らかい仕上げ砥石が刃物に合わせてくれることを期待して、現在の研ぎ方になっています。
まだこの研ぎ方を始めて1か月ほどですが、いつもいつも砥石を平面に直していた手間が減って、刃物もスムーズに動くので楽になりました。
でもたまに丸くなってしまうのは、さすがに直さなすぎなんでしょうか。
職人とエンジニアの話を読みました
やっと読みました。
http://brevis.exblog.jp/24607574/
すっごく興味深い話でした。できるだけ多くの人に読んでもらいたい。そんで、読みやすすぎる。ここまでのことを話しながら考えられるなんて、すごい人やな〜筆者。
控えている大事なことが終わったら、よくまとめ直そ〜。
ここにはざっとした感想をメモ。
技能と技術の違い
こんなわかりやすく書いてあるのは初めて見た。体に染み付いた能力で、コピーできないのか、なるほど〜。
話違うけど、
知人に、学者と違って職人は腕を盗まれないとか言われたことがあったのを思い出した。だけど、学者らだって、たとえば証明によく使う数式、手法とかは慣れとかで偏りがあると思う。仕事に限らず、本気でやってる人は同じ作業をしても技能になってる部分が必ずあるんだろうなあ。
自分は3類型のどこにおけるか
本当に好きなのは、技術リーダーポジションなのかもしれない。でも、こだわりたい部分はあるし、数字が好きという面もある。もっとよく考えよう。
逆に合わないなという部分は、
☓五感を信じる。
自分の五感なんて曖昧すぎて不安。デジタル処理したい。
☓大きな仕事がしたい。
大きさなんかどうでもいい。昔から抱いてる、自分が目指すものに少しでも近づけば良い。
あれ、消去法でいくとやっぱり、、、?
再考したい!大会おわったらやるぞー
技能の価値を知ってほしい
現場の力がなくては技術が再現されない。なるほどーーー!!!
僕自身にはまだ、技能が全然ない。でも自分にできないからこそ余計に、技能は継承され続けてほしいものという気持ちはかなり大きい。それがとてもわかりやすく書いてあって、感動した。
さらに、技能が日本の宝とか書いてあったけど、僕に教えてくださる方の一人がよく言う言葉にとても似ている。嬉しくてたまらない。
技術立国日本という言葉、これが過去のものだと言われることに、私も共感する。しかし復活してほしい。そのためには、技術を知らしめるための製品を生み出す、技能の価値をより多くの人に知ってもらうことが大事だと信じている。それで憧れる人が増えて、技能を持つ人がもっと増えないかなーなんて願う。
給与も上がってほしいけど、その辺もいろんな考えの人がいるのでまたまとめたい。まとめよ。